タイヤン・シャオロン(Taiyang Xiao Long)はヤン・シャオロンとルビー・ローズの父であり、妻のサマー・ローズと死別したあとは一人で二人の娘を育て上げた。また、シグナル・アカデミーの教師でもある。
かつてはサマー・ローズ、レイヴン・ブランウェン、クロウ・ブランウェンと共にチームSTRQを組んでいた。
外見・衣装[]
タイヤンは金髪で青い目を持った男性で、身体は筋肉質で引き締まっている。口の下には小さく刈り込んだ髭があり、顎には無精ひげが残っている。右腕には心臓に似た、彼のエンブレムの入れ墨がある。若い頃の金髪は明るく輝いているが、年を取った今は灰がかっており明るみは減っている。
右の袖を切った黄褐色のドレスシャツの上に茶色の革のベストと、茶色のカーゴパンツを着用している。他に、黒い茶色のベルト、黒い靴、左腕に赤いバンダナ、右腕の上に金属製のアーマー、革の玉掛け、茶色の指のない手袋を着用している。
若い頃の写真の方では入れ墨を入れておらず、左腕にはオレンジのバンダナを巻いている。また、カーゴパンツは現在よりも幾分色が濃いように見える。
イメージギャラリー[]
人物[]
二人の娘を非常に気にかけており立派に育て上げたが、その一方で過保護とも言える一面もある。困っている人には積極的に手を差し伸べる人物であり、この姿勢は彼から娘達にも伝わっている。ペットのツヴァイを郵送でアカデミーに送るなど突飛な行動を取ることもある。
ヤンによると、サマーが行方不明となり死亡とみなされたあと、タイヤンはしばらくの間すっかり塞ぎ込んでしまった。彼はそれ程までにサマーを深く愛しており、彼女を失ったことは耐え難いほどのショックだったようである。この妻を失った経験と、ヤンとルビーが幼い頃にベオウルフに殺されそうになった出来事から、タイヤンは過保護な一面を持つようになったと考えられる。
"Family"では、家にピーター・ポートとバーソロミュー・ウーブレックを呼んで笑いながら語り合うなど社交的な一面を見せた。娘達に対してはずけずけと物を言うこともあり、"Two Steps Forward, Two Steps Back"の戦闘訓練では、ヤンの戦い方の欠点を示したうえで代替的なアプローチを提案している。
ハンターという危険な仕事に就いている一方で家庭的な活動も好んでいるようで、ガーデニングを行っている姿がしばしば確認できる。
技能と力量[]
タイヤンはハンターとしての訓練を受け、過去にはチームSTRQの一員として仲間と共に危険な任務を遂行してきた。現在は戦闘訓練校のシグナル・アカデミーで教鞭をとり、時々任務を遂行している。
"Round One"でのルビーの発言によれば、ヤンに戦う方法を教えたのはタイヤンであり、"Two Steps Forward, Two Steps Back"では成長したヤンとのスパーリングを披露している。
このスパーリングでは1発のパンチでヤンを1~2メートル後退させていることからタイヤンのパワーがうかがえる。また耐久力も高く、ヤンの義手からの打撃を受けて数メートル後退したときもそれ程ダメージを受けている様子はなかった。
タイヤンは素手での格闘術に長けているようで、流れるような動きでパンチや肘打ち、回し蹴りの連続攻撃を見せている。また、柔術の心得もあるようである。
トリビア[]
- タイヤン・シャオロンという名前は中国語で太陽小龍(簡体字: 太阳小龙)となり、ヤン・シャオロン(中国語表記で陽小龍)と同一の意味合いがある。中国語では「太」は「大きい」、「年長」といった意味を持っているため、タイヤン・シャオロンは「年長のヤン・シャオロン」という意味にも取れる。
- 娘のヤンとは色彩的に共通する部分が見られる。(同じく娘であるルビーにはこれらの共通点は見られない)
- "Amity"ではタイヤンとピエトロ・ポレンディーナは「娘からの通信が突然途絶え、その後消息不明となる」という同じ経験をしている。これは監督のPaula Decaniniが意図的に入れた演出である[1]。
- タイヤンの戦闘スタイルはカウボーイビバップのスパイク・スピーゲル、及びブルース・リーを参考に考えられたものである[2]。
参考[]
- ↑ RWBY Volume 8 Directors' and Writers' Commentary Chapter 5
- ↑ RWBY Rewind Episode #4