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RWBY: Grimm EclipseRooster Teethが手掛ける、RWBYをテーマにした公式のビデオゲーム。Jordan Scottが非公式に開発したものをベースにしている。

2014年4月1日にScottがデモ版をリリース(現在はダウンロード不可)したあと、Rooster Teeth側からScottに話をもちかけ、Rooster Teeth Gamesの最初のプロジェクトとしてRWBY: Grimm Eclipseが開発されることになった。2015年12月1日には、Steam早期アクセス版がリリースされた。[1]

2016年6月5日にはPC正式版(Windows)、[2]2016年10月13日にはMacintosh版がリリースされている。[3]コンソール版(PS4 & Xbox One)は2017年1月17日にリリース。[4][5]

概要編集

ストーリー編集

RWBY GE Trailer 005.png

チームRWBYの4人の新たな冒険

本作のストーリーは独自のものだが、本編の枠を超えずに繋がりをもつものになっている。ストーリーはシリーズのライターであるMiles LunaKerry Shawcrossが開発チームと協力して制作したものである。[6]

なお、本作のストーリーはRWBY Volume 2Volume 3の間の出来事となっている。[7]

ストーリーはピーター・ポートチームRWBY(あるいはチームJNPR)にエメラルド・フォレストでのミッションを案内するところから始まる。 そこではセキュリティネットワークに問題が起きているため、道中のグリムを倒しながら進み、ポートがセキュリティネットワーク制御センターを修理するまでの間防衛することになった。

チームはネットワークのプログラムが何者かによって書き換えられていることに気付き、さらにメルロー・インダストリー製のグリム捕獲用ケージを発見する。 メルロー・インダストリーは古い研究開発企業で、マウンテン・グレンにおける重要施設であった。

チームはバーソロミュー・ウーブレックの案内の下マウンテン・グレンに向かい、メルロー・インダストリーの廃墟を調査。そこで彼等はより多くのグリムと戦った後、周りの建物の崩落に巻き込まれてしまう。 そしてチームは地下の遺跡まで辿り着く。そこには大型爆弾の罠が仕掛けられていたが、何とかその爆弾を谷底に落下させることに成功。 また、彼等はそこで近付くと爆発するミュータント・クリープと遭遇した。

その後チームはメルロー・インダストリーの痕跡を追ってフォーエバー・フォールの調査を開始。彼等はそこで、グリム格納用施設やミュータント・ベオウルフなどの、さらに不穏な兆候を発見する。 その調査の果てに彼等は停泊していたメルロー・インダストリーの船に潜入しようと試みるが、隠れたコンテナごと出港する船に積み込まれてしまう。

チームを運んだ船はある離島に到着した。そこで彼等はウーブレック博士との通信を回復させるため電波塔の起動を試みる。 その島は強力なセキュリティ用アンドロイドや、より多くのミュータントグリムで守られていた。 チームは通信を回復させるが、スクロールには何とメルロー博士が現れる。 困惑するチームのところに、さらにオズピン教授からの通信がありメルロー博士と会話を始める。 二人は古くからの知り合いのようだった。

オズピンは、メルローがマウンテン・グレンの悲劇に少なからず関連しており、彼が居なければ世界はもっと安全だっただろうと主張した。 メルロー・インダストリーはマウンテン・グレンにてグリムに関する実験と調査を行っていたが、徐々に試験体が足りなくなった。 そこで彼等はマウンテン・グレンにグリムを呼び寄せ、それが街の崩壊に繋がったという。 一方でメルロー博士は、メルロー・インダストリーの調査はレムナントにとって重要な意味があったと主張する。

島の調査にて、チームは緑色の液体を大量に発見。オズピンの考えによるとそれはメルロー博士が採取した漿液で、それを使ってミュータントを作り上げているという。 彼等はその漿液のパイプラインを辿ってメルロー研究所に到達し、より多くのアンドロイドやミュータントグリムと戦いながら実験棟に辿り着く。 そこで彼等は巨大なミュータント・デス・ストーカーと遭遇したが、これを撃破。 その後、自暴自棄のメルローは研究所を爆破させるが、チームはオズピンが呼んだブルヘッドで脱出を果たすのだった。


プレイアブルキャラクター編集

チームRWBY編集

チームJNPR編集

ノンプレイヤーキャラクター編集

ロケーション編集

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ゲームプレイ編集

RWBY GE HUD.jpg

ゲーム内のスクリーンショット

Grimm Eclipseはco-op形式のサバイバルアクションゲームで、一般的にはハックアンドスラッシュと呼ばれるスタイルのゲームである。Scottは本作のゲームプレイについてキングダムハーツデビルメイクライファイナルファンタジーバトル封神といったゲームからのインスピレーションを得たと述べており、公式サイトではさらに無双シリーズとLeft 4 Deadの名が挙げられている。公式のプレイヤーガイドでは本作のことを"mission-based character action game"(ミッション形式キャラクターアクションゲーム)と説明している。[8]

キャンペーン編集

プレイヤーが協力してミッションを進めていくモード。マルチプレイ時はゲームの難易度はプレイヤーの人数に応じて決定され、プレイヤーの加入、離脱に応じて自動で調整される。また、シングルプレイでは難易度をNormal、Hard、Legendary、Eclipseから選択することが出来る。

キャンペーンには10のミッションがあり、1つのミッションはいくつかのセクション及び目的から成っている。目的には、エリア中の敵の一掃、一定数の敵集団(ウェーブ)との耐久戦、ジェネレータの防衛、ある作業中の他プレイヤーの護衛などがある。また、若干のパズル的要素などもある。

ホード・モード編集

ホード・モードは2016年10月13日に無料DLCとして追加された。キャンペーンとは異なり、ホード・モードではグリムのウェーブから複数のセキュリティステーションを守ることを目的としている。このモードでは敵を倒すことによりリエン(通貨)を得ることができ、それを使用して防衛をサポートするためのタレット(砲塔)を購入することが出来る。このモードもキャンペーンと同じくプレイヤーの人数によって難易度が調整される。

ホード・モードのマップはエメラルド・フォレスト、フォーエバー・フォール、マウンテン・グレンをベースにしたものだがキャンペーンと同じものというわけではない。それぞれのマップには攻略上の特徴があり、例えばフォーエバー・フォールはステーション間の距離が長く、マウンテン・グレンは守るべきステーションの数が徐々に増えていく。

バトルシステム編集

RWBY GE Control Scheme.jpg

キーボード+マウスの他に、PS4やXboxOneのコントローラーもサポート

各キャラクターは基本的に近接攻撃、遠距離攻撃、カウンター攻撃を持っており、さらに固有の特殊攻撃も持っている。特殊攻撃の1つはアルティメット(Ultimate)と呼ばれるもので、ゲージを使用する必殺技のようなものである。このゲージは敵に素早く攻撃を当て続けコンボを繋げていくことで溜めることが出来る。

もう1つの特殊攻撃がチームアタックで、これは、あるプレイヤーが敵を攻撃してチームアタック可能な状態にしたあとに他のプレイヤーが発動出来るものである。このシステムによりチームワークを促進している。なお、シングルプレイ時は一人だけで発動可能である。

キャラクターの体力はオーラで表される。オーラは敵の攻撃を受けると減少していくが、しばらく攻撃を受けなければ自動で回復していく。オーラが枯渇した状態でさらに敵の攻撃をある程度受けてしまうとダウン状態となる。ダウンした後は他のプレイヤーに蘇生してもらうか、もしくはモード毎に決まった条件で復活することが出来る。

キャラクターと成長システム編集

RWBY GE Progression.jpg

ルビーのスキルツリー

本作ではチームRWBYの4人が最初から使用可能である。それぞれが異なる技や能力を持っており、ゲーム内の成長システムで強化させたり新たな能力を得ることが出来る。技の強化は異なる方向に分岐しているものもあるため、全てのプレイヤーが同じ結果になるとは限らない。

有料DLCによってチームJNPRの4人も使用可能になる。ジョーンはチームメイトを強化する技を持っており、また、ピュラはコンボ能力を強化出来る等、チームRWBYの4人とは一味違うキャラクター達となっている。

なお、各プレイヤーのキャラクター選択には制限は無く、4人が同じキャラクターを選択することも可能である。

技や能力の強化はゲーム内でXP(経験値)を稼いでレベルアップすることで可能になる。XPは敵を倒したり、フィールド内のアーティファクトを入手する等の方法で得ることが出来る。レベルを限界まで上げても全ての技や能力を強化することはできないため、プレイヤーはどれを強化していくかを考慮する必要がある。

開発の記録編集

個人開発編集

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Jordan Scottによる非公式版のプレイ画像

RWBY: Grim EclipseGrimはミススペルではない。トリビア参照)は元々Jordan Scottによるファンゲームであり、Unityエンジンを使用して5ヶ月程で制作されたものである。その際、Scottはキャラクターや武器のモデル、背景のテクスチャ等を全て独自に作成している。

デモ版は2014年4月1日(Rooster Teethの設立11周年記念日)にリリースされると、すぐに他のファン達に広まっていった。このリリースの際にScottは、このゲームは元々のコンセプトを完結させるためにやむを得ず作り上げたものなので、これ以上の開発を行うつもりは無いと述べていた。

このバージョンでは、プレイヤーは"Red" Trailerのように、ルビー・ローズを操作しベオウルフと戦うことが出来る。ゲームの目的は単純で、無限に湧き続ける敵のウェーブに対して出来るだけ長く生き延びるというものであった。ゲーム内には、いくつかのアイテムやステータスなどの要素も確認できたが、このバージョンではいずれも機能していなかった。

Rooster Teethの参加編集

ゲームの公開から24時間もしない内にScottはMonty Oumから連絡を受け、Rooster Teethでこのゲームを開発することを持ちかけられた。[9] そして2014年6月4日のRTX RWBY Panelでは、このゲームを公式のものとして会社が開発に携わることが発表された。

Grimm-eclipse-multi.jpg

最初のマルチプレイヤー版

2014年12月25日には、プレアルファ版がスポンサー向けに公開された。これはゲーム内のアニメーションと機構の改善について見せることが目的であった。マルチプレイヤー版は2015年4月1日に公開された。このバージョンではプレイヤーは赤、白、黒、黄の色違いのルビーが使用可能であった。また、このときに新たな開発者としてMichael Hadwinが加わることがアナウンスされた。 [10]

プレアルファ版には"Extermination"(殲滅)というミッションが用意されており、これはプレイヤーが敵を倒しながらいくつかの異なるエリアを進んでいくものであった。また、プレイヤーが協力しながら発電機と支局を守るというモードもあった。これらは正式版におけるストーリー仕立てのミッションのベースとなっている。

"チーム"の増員編集

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RTX 2015での開発チーム
左からMichael Hadwin、Abe Robertson、Casey Donnellan、Brian Reilly、Jordan Scott

RTX 2015ではこのゲームの試遊台が置かれており、2015年8月7日のRWBY Panelでは、チームRWBYの4人全員がマルチプレイ可能な状態で公開された。

また、主にゲームプレイ部分に注力するScottのサポートのため、Casey Donnellan、Brian Reilly、Abe Robertsonが開発チームに加わった。チームのコメントによると、彼等は自由な発想で新要素を追加することを許されたとのこと。その結果として、彼等はオリジナルのグリムを作り上げることが出来た。[11]

2015年10月15日には販売に向けて支持を得るためSteam Greenlightに登録され、わずか48時間程度でGreenlightの審査をパスした。[12][13]2015年11月にはRooster Teethのスポンサー向けにオープンベータの実施が告知された。[14]

Steam早期アクセス編集

RWBY GE Steam early access.jpg

Steam早期アクセス版のスクリーンショット

2015年12月1日、このゲームがSteam早期アクセスにて一般にリリースされた。[15] チームRWBYの4人も全員使用可能でそれぞれに固有の技が用意されていた。このバージョンはリリース後すぐにSteamでの売り上げトップの1つとなっている。[16]

2016年2月6日には、2016年前半の大規模アップデートのアナウンスがあり、新バージョンではコンバット部分に深みを加え、シングルプレイを追加するということが発表された。[17] また、開発チームにJeff Chamberlain、 Andy Cortez、Andy Messnerが加わった。

コンバットの強化である第1弾アップデートは3月9日にリリースされ、さらにコンテンツを追加する第2弾アップデートは5月7日にリリースされた。[18][19] [20] このアップデートではキャンペーンモードのレベルが2つ追加され、新たな敵やキャラクターの挑発も追加されている。また、映像や効果音等も変更された。[21]

フルバージョン編集

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公式のRWBY: Grimm Eclipse hero バナー

フルバージョンのWindows版は2016年6月5日、Macintosh版は2016年10月13日にリリースされた。[2][22] ここまでの開発期間は14ヶ月であり、チームメンバーは10人であった。また、本作のコンソール機への移植も進行中であることが発表された。移植の担当はオースティンにあるデベロッパーのPanic Button Gamesで、PlayStation4とXbox Oneの両方で年内にリリース予定とされた。[23][24]

フルバージョンは早期アクセス版と異なり、キャラクターの成長要素が永続的なものとなっている。また、ゲームのリプレイ性を高めるためハンターランクのシステムが追加された。他にもバトルシステムの微調整や実績システムの追加があり、インタフェースはRWBY Volume 4のアートディレクターであるPatrick Rodriguezによって描き直されている。[25]

このフルバージョンではキャラクターのセリフも追加され、同時に本作の敵役であるメルロー博士のボイスも追加された。彼の声を担当したDave Fennoyはウォーキング・デッドPrototype(日本未発売)などのゲームで知られるベテラン声優である。[26]

ダウンロードコンテンツ編集

RWBY GE team JNPR.png

DLCで追加されるチームJNPR

Rooster Teeth Gamesはフルバージョンのリリース後も新コンテンツの開発を続け、[27][28][29] 2016年10月13日に最初のDLCがリリースされた。有料DLCとしてチームJNPRが追加され、無料DLCとして新モードのホード・モードが追加されている。チームJNPRのボイスは本編と同じ声優達によって新録されたものである。

Macintosh版や8ヶ国語のローカライズも同日にリリースされており、[30][31][3] さらに本作へのオリジナル楽曲としてJeff Williams作曲の"Lusus Naturae"が追加された。

2017年3月10日に、2つ目の有料DLCとして各キャラクターの制服とダンス用コスチュームが追加された。[32]

トリビア編集

  • 本作の元々のタイトルはRWBY: Grim Eclipseだったが、Rooster Teethが開発に参加後、グリムの綴りを公式のものと合わせるため現在のものに修正された。
  • チームRWBYとチームJNPRのアイコン画像はMcFarlane Toys社製フィギュアのパッケージに描かれたものと同じである。また、オズピン、ウーブレック、ポートのメッセージと共に表示される画像はRWBYトランプカードの絵柄から取られている。これらは全てPatrick Rodriguezによって描かれたものである。
Forevermonty.png

Monty Oumへの感謝の意を表した隠し要素

  • フォーエバー・フォールのミッションでは、Monty Oumのサインが地面に表現されている場所がある。
  • レンのセリフの1つ"Keep moving forward"(前進し続けろ)はMontyの座右の銘である。[33]
  • Grimm Eclipseは2014年5月17日のRooster Teeth 8-Bit Salute Livestreamイベントにてプレイされたゲームの1つであるが、これはRooster Teeth Gamesの開発参加が正式発表される数か月前のことである。
  • Rooster Teethの公式番組では、RWBY制作スタッフや声優達が本作をプレイする様子が何度も放送されている。

リンク編集

参考文献・脚注編集

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